Works
株式会社 柿本榮三美容室様
採用エントリー増と運用効率化を実現
オフィシャルサイトとリクルートサイトの戦略的再構築で、スタッフの熱量が伝わるプラットフォームへ。

都内一等地でトータルビューティーサロンを展開する「カキモトアームズ」。9つのスペシャリストが在籍し、日本初のカラーリスト導入など業界を牽引し続けています。
今回は、進化し続けるブランドの「今」と「世界観」をWeb上で最大限に表現するため、オフィシャルサイトとリクルートサイトを戦略的に刷新した背景から、応募数増加などの具体的な成果について、WEBマーケティング担当の西野様と、人事担当の白石様にお話を伺いました。

WEBマーケティングマネージャー 西野 沙織 様 / 人事部長 白石 麻利子 様
目次
▼ 9つのスペシャリストが創り上げる「トータルビューティー」の真髄
▼ 7年間の運用で生じたブランドイメージとの乖離と表現の限界
▼ 業界への理解度とデザインへのこだわりに応える提案力が選定の決め手に
▼ リクルートサイトの独立化により応募数増加と業務効率化を実現
▼ サイトを情報発信の基盤としてファンと未来の仲間を増やす展望
9つのスペシャリストが創り上げる「トータルビューティー」の真髄
株式会社アパレルウェブ(以下、AW):御社の事業内容について教えてください。
株式会社 柿本榮三美容室 西野さん(以下、西野さん):私たちカキモトアームズは、麻布台ヒルズ・青山・銀座など都内11店舗を展開し、約300名のスタッフが在籍するトータルビューティーヘアサロンです。ヘア、ネイル、ヘッドスパ、アイブロウ・アイラッシュなどを組み合わせたトータルビューティーを提供し、スタイリストやカラーリスト、ネイリスト、メンズグルーミングなど9つのスペシャリストが連携して、お客様の理想のスタイルを創り上げています。なかでもヘアカラーへのこだわりは強く、日本初のカラー専門のカラーリストを導入し、800種類以上の薬剤を使い分ける繊細なハイライト技術が大きな特徴です。
また、男性の美意識向上に応えるべく、ヘアはもちろん、眉毛ケア・ネイルケアまでトータルで整える男性のための美容室「メンズグルーミングサロン」を展開し、新しいメンズ専門領域を確立し続けています。
AW:続いて、西野さん、白石さんご自身の業務内容や役割について教えてください。
西野さん:現在、WEBマーケティングマネージャーとしてオンライン集客やSNS運用・戦略、サイト改善など、デジタルまわりのマーケティング全般を統括しています。店舗・現場スタッフ・クリエイター・外部パートナーと連携しながら、ブランド価値を正しく伝え、来店につながる導線設計や施策実行を行う役割です。
株式会社 柿本榮三美容室 白石さん(以下、白石さん):人事部長として、採用・社内人事を担当しています。サロンの成長に必要な人材獲得とその後のフォロー、幅広い年齢層のスタッフのキャリア形成をつくる役割です。

7年間の運用で生じたブランドイメージとの乖離と表現の限界
AW:サイトリニューアル前は、どのような課題がありましたか?
西野さん:以前のオフィシャルサイトは2018年頃にApparelWebで制作したものでしたが、約7年が経ち、デザインやコンテンツが現在のブランドイメージやサービス内容と合わなくなってきていました。そのため、最新の魅力を十分に表現しきれない状態だったのです。
また、旧プラットフォームでは画像やテキストの差し替えに制限が多く、スタッフや施術メニューの魅力をタイムリーに発信しづらい点も課題でした。さらに、予約の導線がわかりづらかったり、ヘア・ネイルカタログからスタッフを指名して予約する流れが直感的ではなかったりと、ユーザーが求める行動にスムーズに辿り着けない場面もありました。
スマートフォンでの見やすさやサイト内の回遊性、求人情報の見せ方なども含め、時代の変化とともに「もう少し改善したい」というポイントが徐々に増えていったことが、今回のリニューアルにつながりました。
白石さん:リクルート面では、オフィシャルサイトの中に採用ページを設けていたため、求職者が情報を見つけにくく、応募につながりにくい状況になっていました。さらに、更新作業も社内で完結できない部分が多かったことから、内容の更新頻度が下がり、常に新しい情報を掲載できないという悩みもありました。
業界への理解度とデザインへのこだわりに応える提案力が選定の決め手に
AW:そのような課題がある中で、サイトリニューアルにApparelWebを選んでいただいた理由を教えてください。
西野さん:同社とは前回のサイト制作はもちろん、AIL(アパレルウェブの会員組織サービス)など、長年に渡るお付き合いがありますが、決め手になったのは、業界やブランドに対する理解度の高さと、デザインに対するこだわりに応える提案力です。
特に「カキモトアームズの世界観を表現できるデザインにしたい」「各店舗のスタッフにフォーカスした構成にしたい」という点については、何度も打ち合わせを重ね、十分にヒアリングいただきました。また、情報設計についても細かい要望を取り入れつつ、ユーザーにとってわかりやすいサイトになるように、丁寧に進めていただきました。
リクルートサイトの独立化により応募数増加と業務効率化を実現
AW:サイトリニューアルをして良かった点を教えてください。
西野さん:リニューアル後のオフィシャルサイトでは、ユーザーが目的のページへ迷わず辿り着けるよう導線とコンテンツを整理し、ハイライト技術や各スペシャリストの魅力が伝わるビジュアルを全面に押し出すようにしました。プラットフォームを新しくしたことで、担当者でシーズンごとに写真やテキストを更新できるようになり、発信力が格段に向上しました。加えて、施術の写真はInstagramと連携し、投稿画像が自動的にヘアカタログやスタッフ紹介ページに反映される仕組みを導入したため、最新トレンドをリアルタイムに共有できています。
白石さん:リクルートサイトについても、独立した専用サイトとして構築したことで、求職者が必要な情報にアクセスしやすくなり、応募までの導線が大幅に改善されました。職種ごとの仕事内容や社内の雰囲気、教育制度などをわかりやすくまとめたことで、「どんな会社で、どんな働き方ができるのか」が伝わりやすくなり、エントリー数の増加につながっています。更新作業も社内で完結できるようになったため、採用状況に合わせたタイムリーな情報発信ができるようになりました。
全体として、デザイン面・使いやすさ・更新性のすべてが向上し、ブランドの世界観がより鮮明に伝わるサイトへと進化しました。「サイトを見て来店したくなった」「働いてみたいと思えた」といった声も増え、顧客満足度・採用力の両面で効果を実感いただいています。

サイトを情報発信の基盤としてファンと未来の仲間を増やす展望
AW:今後、御社の事業展開や目標において、リニューアルしたサイトをどのように活用していきたいとお考えですか?
西野さん:今後は、リニューアルしたサイトを情報発信の基盤として、さらに積極的に活用していく予定です。最新のヘアカタログやスタッフ紹介を定期的に更新することで、ファンや見込み客との接点を増やしていきたいです。また、将来的には動画コンテンツの拡充や予約システムとの連動など、デジタルとリアルを融合させた体験づくりにも挑戦したいと考えています。
白石さん:採用面でも、直近ではリクルートサイトのさらなる刷新に取り組みたいと考えています。次世代の美容師に向けてブランドの価値や可能性がより伝わる環境を整え、新しい人材との出会いを広げていきたいですね。
AW:それでは最後に、同じような課題を抱えている企業様へ、アドバイスやメッセージをお願いします。
西野さん:私たちの経験からお伝えすると、ブランドの魅力をきちんと届けるためには、やはり「デザインへのこだわり」と「運用のしやすさ」がとても大切だと感じています。どれだけ素晴らしい技術やスタッフがいても、サイトで表現できなければお客様には伝わりません。
まずは、自社の強みや価値をしっかり整理すること。そして、それをきちんと視覚的に伝えてくれるパートナーと組むことが成功のポイントだと思います。今回のリニューアルでは、情報構造の見直しや使いやすさの改善にじっくり時間をかけましたが、そのプロセスが最終的な満足度に直結しました。公開したあとも終わりではなく、アクセスデータを見ながら少しずつ改修していくことで、サイトはどんどん良くなっていきます。私たち自身、今回のプロジェクトを通して「デザインの力でファンが増える」という実感を得ることができました。
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柿本榮三美容室様の成功事例は、日々の業務を改善することが顧客との関係性を深め、ビジネスを成長させる大きな原動力になることを示しています。
私たちは、貴社の現状に寄り添い、共に成長できるパートナーでありたいと考えています。
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